海外投資(オフショア)で最も大変な手続きとは?契約者死亡時の相続サポート解説

海外投資(オフショア)の相続手続きはなぜ大変?契約者が亡くなった際に知っておくべきポイント

海外投資(オフショア投資)では、住所変更や名義変更、積立停止、一部引き出しなど、契約期間中にさまざまな手続きが発生します。

その中でも、最も時間がかかり、精神的な負担が大きい手続きが、契約者がお亡くなりになった際の相続・死亡手続きです。

ご本人が生前に意識する機会は少ないかもしれませんが、ご家族にとっては非常に重要な問題となります。

今回は、海外投資商品の死亡手続きが難しい理由と、事前にできる対策について解説します。


海外投資の死亡手続きが難しい理由

国内の金融商品であれば、ご家族だけでも相続手続きを進められるケースが多くあります。

しかし、海外投資商品では事情が大きく異なります。

① 英文書類での手続きが必要

海外の保険会社や金融機関との手続きは、基本的に英語で行われます。

提出書類も英文で作成されており、商品や契約内容によって必要書類も異なるため、ご遺族だけで対応するのは決して簡単ではありません。

② 経験のある担当者が少ない

契約者死亡時の手続きは頻繁に発生するものではありません。

そのため、IFAや紹介者であっても、

  • 対応経験がない
  • 手続き方法が分からない
  • 必要書類を把握していない

というケースも少なくありません。

当社では6,000名を超えるサポート実績の中で、多くの死亡手続きをサポートしてきましたが、数ある手続きの中でも最も複雑で時間を要するケースだと感じています。


海外投資の死亡手続きで必要となる主な書類

契約内容によって異なりますが、代表的な必要書類は次のとおりです。

  • 死亡手続き申請書
  • 死亡診断書
  • プロベート(裁判所による相続手続き)
  • 遺産分割協議書
  • 受取人の本人確認書類
  • 受取人の住所証明書類

さらに状況によっては、

  • 日本語書類の英訳
  • 公証・認証手続き
  • アポスティーユ取得

などが必要になる場合もあります。

プロベートとは?

プロベートとは、海外資産を相続する際に裁判所の管理下で行われる相続手続きのことです。

日本ではあまり聞き慣れない制度ですが、海外資産を保有している場合には必要となるケースがあります。


最も重要なのは「受益者設定」です

死亡手続きを円滑に進めるために、最も重要なのが受益者(死亡時受取人)の設定です。

事前に適切な設定を行っておくことで、

  • 必要書類を減らせる可能性がある
  • プロベートを回避できる場合がある
  • 手続き期間を短縮できる可能性がある

など、多くのメリットがあります。

万が一のときにご家族へ負担を残さないためにも、早めの確認をおすすめします。


WLとCRでは手続きが異なります

フレンズプロビデント(FPI)やRL360などのオフショア投資商品には、大きく分けて2つの契約タイプがあります。

  • WL(Whole Life)
  • CR(Capital Redemption)

それぞれ死亡時の取り扱いが異なります。

WL(Whole Life)

保険機能が付いているため、受益者(死亡時受取人)を設定することができます。

受益者を設定しておくことで、死亡保険金請求の手続きがスムーズになる可能性があります。

CR(Capital Redemption)

CRには保険機能がないため、WLのような受益者設定はありません。

しかし、信託(Trust)設定を利用することで、万が一に備えた仕組みを構築することができます。

そのため、

  • WLは受益者設定
  • CRは信託設定

を行っておくことをおすすめしています。


まとめ|万が一に備えた準備も海外投資では重要です

海外投資は運用だけでなく、将来の相続や死亡手続きまで考えてこそ、本当の意味で資産管理ができていると言えます。

現在、

  • 受益者設定をしていない
  • 信託設定を確認したことがない
  • 自分の契約がWLかCRか分からない

という方は、一度契約内容を確認しておくことをおすすめします。

また、

  • ご家族が亡くなり海外証券が見つかった
  • 英文書類の手続き方法が分からない
  • 担当IFAと連絡が取れない

といったお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。


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