RL360の契約者が亡くなったらどうなる?実際にあった相続相談をご紹介します
前回の記事ではRL360の基礎知識について解説しましたが、今回は「契約者が亡くなった場合の手続き」についてご紹介します。
しかも今回ご紹介するのは、私自身も初めて経験した非常に特殊なケースです。
海外投資をされている方だけでなく、ご家族がRL360などの海外資産を保有している可能性がある方にも、ぜひ知っていただきたい内容です。
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「夫が亡くなりRL360を契約していたことを初めて知りました」
ある日、お問い合わせフォームから次のようなご相談をいただきました。
実は、このようなケースは決して珍しいことではありません。
海外投資は契約書類が英語であることが多く、ご家族が存在自体を知らないままというケースも少なくありません。
RL360の死亡手続きで最初に確認する3つのポイント
死亡手続きを進めるためには、まず次の3点を確認する必要があります。
- 契約内容
- 証券(商品)の種類
- 受益者(死亡時受取人)の設定
① 契約内容を確認する
まず確認したいのは契約内容です。
特に重要なのは次の項目です。
- 証券番号(QN・RS・PMなど)
- 契約開始日
- 契約年数
- 毎月の積立金額
特に証券番号が分からない場合は、契約確認だけでも時間がかかるため、保険証券や契約書類を探すことをおすすめします。
② 商品の種類を確認する
RL360の商品には、契約者が亡くなった際に
- 死亡保険金が上乗せされる商品
- 解約返戻金のみ支払われる商品
の2種類があります。
どの商品なのかによって受け取れる金額が大きく変わります。
③ 受益者(死亡時受取人)の設定
最も重要なのが受益者設定です。
受益者が設定されている場合、原則として保険金や返戻金は受益者へ直接支払われます。
つまり、相続人だからといって必ず受け取れるわけではありません。
調査の結果、思いもよらない事実が判明しました
幸いにも保険証券が見つかったため、契約内容を調査することができました。
商品は死亡保険金が付帯するタイプで、死亡時には時価総額に1%が上乗せされる契約でした。
さらに受益者も設定されていました。
ここまでは順調でした。
しかし、その受益者を確認した瞬間、状況が一変しました。
受益者として登録されていたのは、現在の奥様ではなく「前妻」だったのです。
RL360では受益者だけが保険金を受け取れます
RL360では、受益者が登録されている場合、保険金を受け取れるのは受益者だけです。
さらに重要なのは、
- 受益者変更は契約者本人が存命中のみ可能
- 契約者死亡後は変更できない
という点です。
つまり今回のケースでは、現在の奥様がどれだけ相続人であることを証明しても、このルールを変更することはできません。
相続人でも受け取れないケースがある理由
保険契約では、契約者が「誰にお金を残したいか」を自由に指定できる仕組みがあります。
そのため、受益者が相続人ではないケースでも、その指定が優先されます。
今回は意図的ではなく、離婚後に受益者変更を忘れてしまった可能性が高いと思われます。
しかし、契約上はそのまま有効となってしまいます。
現実的な解決方法は一つしかありませんでした
今回、私たちがお伝えできた方法は一つだけでした。
前妻の方へ事情を説明し、受益者として死亡手続きを行っていただくこと。
そして保険金受領後、現在の奥様へ送金していただくという方法です。
ただし、この方法は双方の信頼関係があって初めて成立します。
ここで注意したいのが税金の問題
このケースでは税務上の問題も非常に重要になります。
私たちだけでは判断できないため、顧問税理士へ相談したところ、受け取り方によっては多額の税金が発生する可能性があるとの見解でした。
税務判断は個別事情によって異なるため、必ず税理士などの専門家へご相談ください。
今回の事例から学ぶべきこと
今回のケースで最もお伝えしたいことは次の3点です。
- ご家族へ海外投資をしていることを伝えておく
- 保険証券や契約書類の保管場所を共有しておく
- 受益者(死亡時受取人)は定期的に見直す
結婚・離婚・出産など家族構成が変わった場合は、受益者設定も忘れず確認することをおすすめします。
RL360の相続・死亡手続きでお困りの方へ
弊社ではRL360やFriends Providentなど海外投資商品の死亡手続きや相続に関するご相談も承っています。
また、
- IFAと連絡が取れない
- 契約内容が分からない
- 英語の書類が読めない
- 受益者設定を確認したい
このようなお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
契約内容を確認し、お客様にとって最適な進め方をご案内いたします。

















