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金利動向や債務上限問題などで3月から下落を続けてきた

ドル指数(ドルインデックス)ですが、

5月に入ってからは急激な戻しが入っており

まだ懸念材料は残るものの、

多少安心感が出てきました。

 

まずはドルインデックスの動きを見てみましょう。

 

3月には★マークがある106まで切り返していたものの

4月に今年最安である2月の水準まで下落しましたが、

割り込むことなく踏みとどまりほぼ半値戻しの水準まで来ています。

現在の抵抗ラインを抜けるとさらに上昇が見込めます。

 

という事で、ドル円と比較してみると

 

 

前回のブログでもお伝えしましたが、

円はドルよりも安い状態のためドルが本格的に切り替えしたことで

既に3月の★を上回りドル円は非常に重要なポイントを超えてしまっています。

 

ではいつものラインを引いたチャートです。

 

ご覧の通り青いラインを抜けてくると

次に目指すは142円台です。

 

ここで注目する点は、ドルインデックスも現在ラインの上で陽線と陰線が交互に出ており、

この後の動きによってはドル円は142円どころでなく

勢いを増して上昇することになりそうだという事です。

 

そんなドルの上昇によって影響が出ているのは、

 

ご存じゴールドです。

 

ドルの上昇に加えて、債務上限について合意が得られそうという報道もあり

1トロイオンス2000ドルを割り込み1900ドル半ばまで下落しています。

 

個人的にドルインデックスはまだ上昇するとみているため

短期ではまだ調整があるものの、

通貨に対する不安要素は残るため長期的にはまだ上があるとみているので

以前1600ドル台の仕込み玉はホールドです。

 

 

最後に米国株式市場ですが、

 

 

 

 

NYダウ、S&P500、NASDAQ100といったメイン指数が

すべて史上最高値からコロナショックにより下落した分の半値戻しを達成しました。

これで米国株式市場は強気相場入りしたとみています。

 

とはいえ、まだ正式に債務上限問題が解決したわけではなく、

ひとまず打ち止めかと思われている米国の利上げについても

パウエルFRB議長は19日にワシントンで開催された会議で

米金利を一段と引き上げる必要があるかどうかはまだ不明という発言をしており

手放しで喜べる段階ではなさそうです。

 

 

 

Matsunaga Toshikazu