【海外積立】一部引出、日本の銀行で受け取れる?

 

新型コロナウイルスの影響で積立されている部分から、
一部引き出ししたいという問い合わせをよくいただくようになりました。

お仕事の関係から、収入が減ったりとなかなか厳しい状況だということで、
背に腹は代えられないという状況のようです。
ただ、今のようなタイミングでそういった手続きをするのは良い選択とは言えません。

これについてはまたあらためて、書かせていただきたいと思います。

<<追加記事>>

2020.10.16 【資産を増やす】注意!最もやってはいけないこと。解約のタイミング

 

海外積立、一部引出について

今日は実際に海外積み立ての引き出し手続きをする際のことについて書いておきます。

引出をする際に皆さん一番気になるのは、海外の商品なので日本の銀行では受け取れないのではないか?
というところだと思います。

先に回答をしてしまいますが、受け取ることは可能です。

ただし!注意点があります。

日本の銀行で受け取るときの注意点

受け取りたい銀行に「SWIFTコード」があることが大前提です。
スイフトコードとは、別名「BICコード」とも呼ばれ、
国際銀行間金融通信協会(SWIFT)が決めた金融機関識別コードになります。

受け取りたい日本の銀行がSWIFTコードを持っているかいないかは、
インターネットで「〇〇銀行スイフトコード」と検索すればすぐにわかります。

主な銀行のスイフトコード

MUFG銀行 BOTKJPJT

みずほ銀行 MHCBJPJT

三井住友銀行 SMBCJPJT

りそな銀行 DIWAJPJT

ソニー銀行 SNYBJPJT

楽天銀行 RAKTJPJT

住信SBIネット銀行 NTSSJPJT

イオン銀行 AEONJPJT

ローソン銀行 LWSNJPJT

 

実際に日本の銀行でも受取ができるかという相談を受けた際には、
日本の銀行でも問題はありませんが、海外の口座をお持ちであれば海外の銀行口座がいいのでは?とアドバイスしています。

 

なぜ海外の技巧口座が良いのか?

そのポイントは2点です。

 

1.せっかくドル建てなど外貨建て商品で投資したものを日本の円口座で受け取ると、その場で元の円になってしまうという点。

つまり為替のタイミングなど一切関係なく手続きをした段階で日本円となり、
入金されます。
なるべくタイミングを見て少しでも得になるように日本円にしたいというのは当然の考えですが、
日本の銀行を指定するとそれは叶いません。
ただし、最近は国内の銀行でもマルチカレンシー口座が持てる銀行も出てきていますので、
いくつかの銀行では円に戻さずに受取することも可能です。

 

2.日本の銀行側からの質問の対応がめんどくさいというものです。

ここ数年、日本の銀行から海外への送金や、日本の銀行への海外からの入金など、
それがいったい何のお金なのかということを日本の銀行側が把握しないと対応してくれないケースが増えてきています。
もちろん、すべての銀行ではありませんし、同じ銀行でも支店や窓口によって対応が違う場合があるので様々です。

 

実際の事例としては、実際に投資をしている証拠を示してほしいとか、投資している会社の名前やホームページを教えろとか、、、
それを示さない限り、実際に自分名義の証券から自分名義の銀行口座で受け取りたいにもかかわらず、
受け取れないというケースがありました。

 

以上のような理由から、海外の銀行口座をお持ちであれば、
そこでドル建てなど外貨建てのまま受け取ることをお勧めしています。

特におすすめなのは、香港のHSBC銀行口座です。

そこでHKDの普通預金にしておけば、
為替のタイミングを見ながら日本のATMで必要なだけ引き出すことが出来ますし、
HSBCは今も昔も変わらずにマルチカレンシー口座なので、
使う予定が当面ない場合には通貨のリスク分散としてUSD(米ドル)EUR(ユーロ)GBP(ポンド)といった
他通貨へ振り替えておくことも可能です。

 

現在海外積立をされていて、お悩み事などございましたら一度お問い合わせください!

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