
数ある銀行の中でもインターネットバンキングの使い勝手の良さではトップクラスと言われているHSBC香港ですが、そんな使い勝手の良いHSBC香港のインターネットバンキングで先日困ったことがおきました。
【お客様からのサポート依頼内容】
自分の持っているHSBC香港の口座から、友人のHSBC香港の口座へ送金したいので事前登録を手伝ってほしい!
日頃行っているサポートの中でも依頼件数が多く、これまでの事例からエラーとなることが少ない部類に入るサポートでしたので、「お任せ下さい、一両日中には完了いたします」とお受けさせていただきました。
ところが、、、、
本来であれば翌日にはご友人の口座がご依頼者様のインターネットバンキング内にあるMy Payeesの項目に表示されるはずが、表示されないとのこと。
登録する方のお名前も、口座番号も何度も繰り返し確認しているので間違えている可能性は無い。
しかし、登録されないという。
これまで多くの方の送金先事前登録をサポートして来たにもかかわらず、初めてのケースにサポート魂が燃えました。
困ったときは原点回帰、登録される方の情報を今一度確認していただいたところ、お伝えいただいた情報に間違いがあることが判明しました。
違っていたのは、名義の種類でした。
単独名義だとお聞きしていたのが、もう一度確認させていただいたところ実際は共有名義だったようです。
HSBCは日本の銀行と違って、ひとつの口座を二人の連名で持つことが出来るのですが、これで原因が判明しました。
原因さえ分かってしまえばあとは素早くご依頼の内容を実行するのみです!
翌日には事前登録が完了し、送金までお手伝いさせていただき今回のサポートも無事に終了です。
それでは、海外送金の事前登録をする際の注意点を説明したいと思います。
HSBCの事前登録の注意点 その1
単独名義と共有名義では、事前登録する際に入力する内容が異なります。
異なると言っても追加で入力すればいいだけなのですが、HSBC香港の場合、少額であれば事前登録なしで送金することも可能であり、その場合は単独名義であろうが共有名義であろうが入力する内容は全く同じです。
ただし、ある一定の金額以上になると事前登録なしでは送金することが出来ません。
(今回の場合がまさしくそれでしたので、事前登録をすることになりました。)
共有名義で事前登録をする場合には、必ず共有名義人の名前も入力する必要があるのです。
※少額送金の場合には、共有名義であったとしても送りたい人の名前だけを入力すれば送金することが可能です。
HSBCの事前登録の注意点 その2
入力の方法ですが、山田太郎さんと山田花さんの共有名義で山田太郎さんに送金したいとしても事前登録する場合は、
YAMADA TARO/YAMADA HANA もしくは YAMADATARO YAMADAHANA
といった形式で入力しなくてはなりません。
HSBCの事前登録の注意点 その3
必ず大文字で入力しましょう!以前試したのですが、小文字で入力すると登録されません。
依頼される方も、絶対に正しいということが無いので、サポートエラーが発生した場合にはこれまでのサポート経験をフル活用して、もしや?と思うことがあれば確認させていただいております。
エラーが発生した場合についても
HSBC香港の銀行口座でお困りごとがありましたら、是非一度お気軽にご相談ください。
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