フレンズプロビデント(FPI)CR契約者は要注意!Trustee(信託人)が知らない人になっていませんか?
フレンズプロビデント(FPI)の証券をお持ちの方の中でも、Capital Redemption(CR)で契約されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
実は、Trustee(信託人)の設定内容によっては、万が一の際にご自身の大切な資産が、本来受け取るべきご家族ではなく、まったく関係のない第三者に管理される可能性があります。
決して大げさな話ではなく、実際にご相談いただいた事例をご紹介します。
ご相談のきっかけは契約内容の確認依頼
今回お問い合わせいただいた方は、
- 契約内容をほとんど覚えていない
- どこのIFAで契約したか分からない
- 現在の契約状況を確認したい
というご相談でした。
さらに、契約当時は独身でしたが、現在は結婚されて姓が変わっていました。
幸い、以前FPIから送付されていたValuation Report(評価レポート)だけは保管されていたため、契約内容を確認することができました。
氏名変更手続きを進めようとしたところ問題が発覚
まずは結婚による氏名変更手続きを進めることにしました。
通常であれば、
- 本人確認書類
- 住所確認書類
- 戸籍抄本など氏名変更が確認できる書類
- 名義変更申請書
を提出すれば手続きは完了します。
しかし、FPIから返ってきた回答は予想外のものでした。
「この契約にはTrustee(信託人)が設定されているため、Trusteeの署名がなければ名義変更はできません。」
ここで初めて重大な問題が判明しました。
FPIのWLとCRの違いとは?
FPIには大きく分けて2種類の契約形態があります。
- WL(Whole Life)・・・保険機能付き
- CR(Capital Redemption)・・・保険機能なし
WLでは、契約者に万が一のことがあった場合に備えて受益者(Beneficiary)を設定します。
一方、CR契約には保険機能がないため受益者という概念がありません。
その代わりに設定されるのが、
Trustee(信託人・管財人)
です。
Trusteeは、契約者が亡くなった際に証券を管理する重要な立場となります。
契約者はTrusteeを設定した記憶がない…
今回のお客様へ状況をご説明したところ、
「Trusteeなんて設定した覚えはありません。」
というお返事でした。
もちろん、ご家族や知人へ依頼した記憶もないとのことです。
しかし、FPIの契約情報には確かにTrusteeが登録されています。
そこでさらに調査を進めた結果、Trustee設定書類そのものは存在していました。
書類には知らない人物の署名が…
Trustee設定書類には、
- 契約者
- Trustee(信託人)
- 立会人(Witness)
それぞれの署名がありました。
契約者本人の署名は間違いありませんでしたが、
Trusteeと立会人は、どちらもまったく知らない人物だったのです。
つまり、契約者には署名だけをしてもらい、その後で第三者がTrusteeと立会人として署名し、契約者へ十分な説明を行わないままFPIへ提出された可能性が高いという状況でした。
このままだと何が起きるのか
Trusteeは契約者が亡くなった際に証券を管理する立場です。
もし現在の状態を知らずに契約を継続し、万が一のことが起きた場合、
ご家族がスムーズに証券を引き継げない可能性があります。
Trusteeの設定内容によっては、手続きが非常に複雑になるケースも考えられます。
今回行った対応
今回のお客様には、
- 現在登録されているTrusteeの解除
- 新しいTrusteeへの変更申請
をご案内しました。
現在はご結婚されているため、新しいTrusteeにはご主人を指定する形で手続きを進めています。
担当IFAの変更(移管)もご提案
今回のような重要事項について十分な説明がなかったことを踏まえ、契約後のサポート体制にも不安があるため、IFAの移管(担当変更)もご提案しました。
海外投資は契約したら終わりではありません。
長期間にわたる契約だからこそ、
- いつでも相談できる
- 質問に迅速に回答してくれる
- 契約内容を正確に説明してくれる
そんなIFAとのお付き合いが非常に重要です。
FPIのCR契約者はTrusteeを一度確認しましょう
今回ご紹介したケースが、すべてのCR契約で起きているわけではありません。
しかし、
- Trusteeを誰に設定しているのか覚えていない
- 契約内容を確認したことがない
- IFAと連絡が取れない
という方は、一度契約内容を確認することをおすすめします。
海外投資では、「契約後のサポート」が非常に重要です。
FPI・RL360・ITAなど海外投資商品についてご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。



















